先週末、朝ごはんの用意をしていると、リビングに居た長男がなにやら一人で黙々と作業していました。時間にして10~15分程度。何を作っているかと思ったら、物語を書いていました。タイトルは『さかなころりん』(笑)。今までは好きな絵を描くのがほとんどだったので、こうした物語を書いたのは初めて。しかもいがいとちゃんとしている!(親ばかバイアスかかっていると思いますが)。
長男、物語を書く
上にも書きましたが、今までは一枚の紙に好きな絵を書いたり、好きな文字を書いたりといった、ストーリーの無いものがほとんどでしたが、今回はなんと物語を書きました。しかも一人で。話も文章も絵も自分で決めて、おまけに製本まで(笑)。そしてよんでみるとその出来栄えは想像を超えてきました。
日々の読み聞かせが身になった?
主に妻が担当してくれているのですが、毎日絵本の読み聞かせをしています。特に寝る前は必ず。長男は絵本が好きで、今は結構長い本でもちゃんと最後まで聞きます。さらに最近、物語の理解度が高くなっているのか、「なんで~なの」とか「そういうことか」なんて突っ込みや相づちを良く入れるようになりました。
そして物語の理解も去ることながら、絵本の構成?も良く見ているようです。上の写真は1ページ目に書かれたものなのですが、登場人物や示されています。良く見てるな~と感心。
「さかなころりん」の物語本体はどんなの?
長男が書いた物語をキングコング・西野さんばりに前ページ公開!(笑)。表紙と登場人物ページを除くと5ページ程度ですが、一応最後にはちゃんと完結します。
タイトルからわかるように『おむすびころりん』にインスパイアされています(笑)。確かにこれを作成した数日前に、寝る前『おむすびこりろん』を読んでいるときにふざけて「おむすび」の部分を色々変えてケラケラ笑っていました。それが元ネタですね。
1,2ページ目。文字おこしすると、
1.「むかしむかしあるところにおじいさんがすんでいました。あるひおじいさんはやまへいきました」
2.「するととつぜんぽっけにはいっているさかながにげました。さかなころりんすっぽんぽん」
ちゃんと文章になっているし、つながりも自然だ・・・「すると」の使い方も良い。導入部でびっくりさせられました。ちなみに「さかなころりんすっぽんぽん」は我が家にある『おむすびころりん』に出てくる「おむすびころりんすっぽんぽん♪」が元になっています。
3、4ページ目。
3.「そしてさかなはあなのなかにおちてしまいました。」
4.「そのあなはめいろみたいでした。」
穴に入ってしまうところまでは大筋『おむすびころりん』と一緒ですが、穴の中は迷路になっているというオリジナリティ。さらにトトロ登場!?
5ページ目。最後のページ。
5.「そのあなお(を)ずー(っ)ととう(お)るとうみ」
本人曰く、迷路は海に繋がっていて、最後は海に行き着くそう。そして魚の中間達に合流するんだそうです。ちゃんとオチがあって、完結している。。なかなかやるじゃないか。。ちゃんとお話になっているじゃないか!!
まとめ
私は子供の頃、ほとんど本を読まず、文才も無いので、5歳でこんなに書けるの?と衝撃を受けました。親バカであることは承知ですが、そしてこれによって彼の将来に過度な期待などしてはいけないのは重々承知の上で、でも現時点でなかなか良い作品が出来ていたので本記事に記録しました。
一点、気になるとすればトトロの登場。映画の中でメイちゃんが迷路のような木のトンネルを抜けるところから連想したのかもしれませんが、突然の登場、そして再登場無し。。これはきっと次回作への伏線、きっと次の物語で「ここで出てくるのか!」とネタふりは回収されることでしょう。
それにしても、昔話は鉄板ですな。
アニメ日本昔話のDVDも買おうかな。懐かしい気持ちになって親も一緒に楽しめそう。
今までの作品集
これまで本ブログで紹介してきた我が家の子供たちの作品集はこちら