ロックダウン4週目に突入したフランス。ピークを迎えたとの報道も見ますが、以前として毎日数百人の死者が出ており、収束が見えない状況です。個人的にはロックダウンはもう少し続いて、ロックダウンが解除されても前の生活には戻るまでにはまだまだかかるのかなぁと感じています。本記事ではフランスの今の日常生活・スーパーマーケットの現状をお伝えします。写真はスーパーマーケットに入場するための行列です。店内の混雑を避けるため、入場制限がかかっています。
入場制限がかかったスーパーマーケット
近所の大型スーパーマーケットの店内の様子です。時間は土曜日の午前中、10〜11時くらい。コロナウィルス前は一番混むであろう時間帯で、店内はカートですり抜けるのが大変なくらい人がたくさんいます。ですが、コロナ騒動中はかなり人が減っています。
現在は外出するために証明書を持ち歩かないといけなくて、もし持っていないと罰金(200ユーロ程度)を課せられます。証明書には外出の目的も書かなければならず、不要不急の外出は制限されています。さらに、人との密接を避けるというポリシーのもと、入場制限がかかっているので、結果的にこのようにガラガラとまではいきませんが、かなり空いている状態になっています。
手袋をつけて買い物
現状、みんなコロナウィルスにかなり敏感になっており、「触るものみなコロナ」と言わんばかりに、買い物客の多くは手袋をつけています。手袋をつけないと嫌な顔されるので、私もボム手袋を装着して買い物しました。フランスの名物とも言える品物が畑で取れたままの状態で山積みになったマルシェ(市場)はどこにいった?って感じです。この状況なので仕方ないですが。
レジも完全防備
当然ながら、レジも完全防備です。店員との間にはビニールシートやアクリル板が設置され、お金やカードのやりとりもなるべく接触がないように距離が確保されています。こういうところを見ると、厳戒態勢なんだという実感が湧きます。 コロナ前は、失礼ながらフランスのスーパーマーケットの店員に良い印象は持っていませんでした。態度は決して良くないし、行列ができているにも関わらずお客さんと話しながらレジ打ちしてるし。でもこの渦中で感染リスクを負いながら最前線で戦っています。フランスの新聞にも取り上げられていましたが、本当に勇敢な姿と言えます。
ちなみにレジに並ぶ際も距離をとって、列を作ります。私がフランスへ来たとき驚いたことの一つに、列を守らない、というのがあったのですが、現在はみんなきちんとルールを守っています。横入りする客を注意しているところを見ると、「今まで全然ルール守ってなかったじゃん」と心の中では思ってしまいますが、変わったので良し!
ワインが売れている
主観ですが、外出制限が出てから一層ワインが売れてるように思えます。スーパーマーケットではワインコーナーが設定され、みんな大量に買い込んでいました。家ですることは限られますからね。
まとめ
私は週に一回程度しか外出しておらず、本記事で書いた内容は、その限られた外出時に見たものですし、統計データも一切用いていないため、本当に一部の情報でしかありませんが、フランスの現状を少しでも感じていただけたら幸いです。4週目に突入したロックダウン、流石にみんなストレスが溜まって来た様子。少しずつでも解除の方向に向かってほしいものです。
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