フランスに来て何が大変かといったら各種手続き。移民だからしょうがないとは思うのですが、とにかくたくさんの書類提出を要求されます。しかも滞在許可証は県庁、子供の学校は市役所、保険はCPAM(また別の機関)など全て機関が異なり、全然シンクロしていないので、同じような書類を何度も提出させられます。
必要書類のリストや提出のマニュアルもかなり不親切なので、この作業にかなり手こずっています。実際、現在進めている子供のソーシャルセキュリティ(マイナンバー?日本で言う国民健康保険?)の登録なんて、現在までに4回くらい書類の提出を求められ、未だ完了していません。毎回毎回、手紙で受け取る書類リストを持っていくのに、次の手紙には「以下の追加書類を持ってきて」と。。ルールが無いんじゃないか?って思ってしまいます。
このテーマで書き出すと止まらなくなるので、このへんにして。。。本ブログでは書類提出作業に当たってわかりにくかったこと、失敗したことなども書いていきたいと思います。これは自分達の備忘録であり、また他の皆様に有益な情報になってくれたら良いなと考えています。
本記事では「l'acte de naissance(出生証明)」について。
よく要求されるl'acte de naissance(出生証明)
子供関連の手続き(学校、保険など)では本当によく要求されるl'acte de naissance(出生証明)。これは私のような移民だけでなく、フランス人の子供も要求されます。フランスで生まれた子供は、生まれた病院のある街の市役所に行くと、その場で発行してもらいます。書かれている内容は、生まれた日時、両親の名前など。
日本で生まれた子供は何を提出すればいい?
では日本で生まれた子供は何を提出するか?私は今まで「戸籍謄本の法廷翻訳」を提出していました。そこには生まれた日、両親の名前などが入っているから。子供の滞在許可証を取得するときはその戸籍謄本の法廷翻訳で済みました。
しかし、ソーシャルセキュリティ登録時は「l'acte de naissance ≠ 戸籍謄本の法廷翻訳」でした。調べて見ると、在仏日本大使館で取得できるl'acte de naissanceが存在するようです。知らなかった・・・
在仏日本大使館でl'acte de naissance(出生証明)を取得する方法
日本で生まれた子供のl'acte de naissance(出生証明)を取得するためには大使館に書類を提出します。さすが日本大使館のホームページ、以下のページに必要書類がわかりやすく書いてあるし、記入する用紙もダウンロードできます。
出生証明書(EXTRAIT D'ACTE DE NAISSANCE)|在フランス日本国大使館
※南仏にお住まいの方はこちら↓
必要書類
必要書類は以下の通り。
- 申請書(上のリンクからダウンロードして、記入する)
- 6ヶ月以内に発行された戸籍謄本
- パスポートの写真のページのコピー
- (持っている方は)滞在許可証、仏国査証の写し
- 両親、配偶者が外国籍の場合、パスポート、出生証明書、Livret de Familleなど氏名の綴りを確認できる書類のコピー
これらを提出すればl'acte de naissance(出生証明書)を取得することができます。
まとめ
私は今回、子供のソーシャルセキュリティの登録作業をするまで、日本で生まれた子供のl'acte de naissanceは戸籍謄本の法廷翻訳だと思っていましたが、ちゃんと在仏日本大使館で発行してもらえるl'acte de naissanceがあるんですね。お子さんの学校や保険の手続きにおいて、この情報がどなたかの役に立てば幸いです。
というより、早くソーシャルセキュリティの登録を終えたい・・・これが終わらないと保険や児童手当の登録もできないので。。手続きに時間かかりすぎ、これがフランス。。