フランスでは1月6日にガレット・デ・ロワというお菓子(下の写真のパイ・ケーキ)を食べる習慣があります.このガレット・デ・ロワはただのお菓子ではありません,この中に一つだけフェーヴと呼ばれる小さな陶器?のおもちゃが入っていて,切り分けて食べたときにそのフェーヴが入っていた人はその一年良いことがある,というおみくじ的要素を含んでいます.
ちなみに上の写真のガレット・デ・ロワは妻の手作り.見栄えも綺麗だったし,味も売っているものより甘さ控えめで美味しかったです.
1月6日の公現祭にガレット・デ・ロワを食べる
フランスでは1月6日の公現祭にガレット・デ・ロワを食べるという習慣があります.公現祭とは・・・詳しくないのでwikipediaの説明とリンクを貼っておきます.
ガレット・デ・ロワの中にはフェーヴという小さい陶器が入っている
冒頭でも述べましたが,ガレット・デ・ロワの中にはフェーヴと呼ばれる小さな陶器のおもちゃが入っています.切り分けて食べたときに,このフェーヴが入っていた人にその年,良いことが起きると言われています.
フェーヴは様々で,お店で買う場合,値段に依って全然違います(笑).モノプリ(MONOPRIX)で売っているような安いガレット・デ・ロワには白い陶器にちょっとした模様が描いてあるだけのシンプルなものだったりします.しかし,有名なパティスリーのちょっとお高いガレット・デ・ロワは以下の写真のような素敵なフェーヴが入っています.
フェーブについての記事も書いたので、こちらも是非ご覧ください。
今年食べたガレット・デ・ロワに入っていた馬のフェーヴ.これは有名なお店で買ったものなので,こんな素敵なフェーヴでした.これを集めてアクセサリーケースに入れたり,コレクターの間で取引されたりするそうですよ.
フェーヴを当てた人は王冠を被る
表題の通り,フェーヴを当てた人は王冠を被ります.お店で買うともれなく(紙製の)王冠が付いてきます.
ガレット・デ・ロワの食べ方
食べ方というか,切り分け方についてです.切り分け方によってフェーヴが誰に渡るか決まるので,重要です(笑).まずパイを切るのは誰でも良いみたいです.均等に切ります.次に分けるのは,その中で一番若い人が目隠しして,誰がどのピースを食べるかを決めるらしいです.
いろんなタイプのガレット・デ・ロワがある
本記事の一枚目の写真に写っているガレット・デ・ロワはパイ状のものですが,そのほかにも下の写真の左側に写るブリオッシュのガレット・デ・ロワもあります.これは私が住む南フランス特有のものだそうです.パイ状のものは中にアーモンドクリームが入っているのに対し,ブリオッシュタイプは上に砂糖とフルーツが乗っています.
私が住む南フランスのパティスリーに行くと,両方のタイプが売っていますが,今までパイ状のものしか食べたことがありません.なぜなんでしょう・・・会社の同僚と結構な回数ガレット・デ・ロワをやりましたが,いつもパイ状のものを買ってきていました.ブリオッシュは人気ないのかな。。
我が家のガレット・デ・ロワ
今年は3日連続でガレット・デ・ロワを食べました.そのうち,友人宅で食べたときにうちの長男がフェーヴを引き当てました.早速お店でもらった紙の王冠を被ってご満悦の様子.
家に帰って長男に「今年いいことがあるんだって,いいな~うらやましいな~」と言ったら,「じゃあパパとママにも分けてあげる」と言ってくれました.なんていいやつなんだ・・・でもよくおもちゃの取り合いになる次男には分けてあげないそうです(笑)
最近の我が家
元旦は電車でEntrevauxというところに出かけました
大晦日は近くの海へ行きました