先週末、ニースから山や続くプロヴァンス鉄道(Chemin de fer Provence)で夏の間だけ走る汽車に乗ってきました。いつもの電車と違う汽車の姿や走りを見て子供たちは大興奮でした。
プロヴァンス鉄道に「汽車」が走る
ニースを出発する登山電車・プロヴァンス鉄道では夏の間だけ、しかも基本的に日曜日だけ汽車が走るイベントがあります。去年、私はそのイベントの存在をフランス人の知人に教えてもらい、参加したのですが、今年は家族で参加してきました。去年参加したときの様子はこちら。
登山電車・プロヴァンス鉄道
ニースから山の中にある村々へ続くプロヴァンス鉄道、どちらかと言うとマニアックな路線であるため、利用者はそれほど多くなく、走る本数も少ないローカル路線ですが、南仏の歴史ある村へアクセス可能なため、観光にはとても使える路線です。以前、本ブログでも紹介したEntrevauxという山の上に建てられた城塞都市へもこのプロヴァンス鉄道を利用して行きました。
客車も当時のものを再現
客車も当時のものを再現(当時のものをそのまま使ってる?)しています。振動や音が大きいため乗り心地に関しては当然現行の車両のほうが良いですが、雰囲気を味わうには昔の客車のほうが良いですよね。子供たちも普段と違う雰囲気を楽しんでいた様子でした。ちなみに現行のプロヴァンス鉄道の車両はこんな感じ。
現行のプロヴァンス鉄道の車両。これはこれで子供たちはお気に入りです。
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汽車の走行区間は「Puget theniers ~ Annot」
走行区間はかなり短いですが、そこをゆっくり1時間程度で走ります。私はこの日、出発の駅・Puget-Theniereで妻と子供達を車で連れて行き、到着駅・Annotに車で先回りしてピックアップしたのですが、同区間を車で走ると20~30分。いかにのんびり走っているかがわかると思います。
区間は短いですが、登山電車なので景色はとても綺麗だし、途中たくさんトンネルがあって、なんだかディスニーランドのアトラクションのようです。特にトンネルでは汽車の煙が社内に充満してちょっと咳き込んだり、顔が煤で黒くなったりして、それもまたイベント的で面白いです。
到着駅のAnnotでは観光できる
Annotには昔の村がそのまま残っていて、南仏名物・鷲の巣村の世界を見ることができます。また駅の付近にはレストランもいくつかあるので一日観光することができます。さらに、トレッキングのコースもたくさんあるので、登山が好きな方にはオススメです。以前まとめたAnnotの観光記事はこちら。
まとめ
以前から子供達を連れて行きたいと思っていたこの汽車に乗るイベントだったので、今回実現できてよかったです。そして予想通り、彼らは満足していたようでした。やはり電車もののイベントは子供達には鉄板ですね。