先週末、サン・ポール・ド・ヴァンス(Saint-Paul-de-Vence)という、コートダジュールでは有名な観光地に家族で行ってきました。ここはフランスに来てくれた友人や家族を何度も連れて行った場所なので、我々にとっては新鮮味はないのですが、今回、子供二人を連れて行ったことでいつもとは違う楽しみ方ができました。
鷲の巣村の代表格・サン・ポール・ド・ヴァンス(Saint-Paul-de-Vence)
フランスの観光地といえばパリやヴェルサイユ宮殿、モンサンミッシェルが最も有名ですが、「鷲の巣村」と呼ばれる山の上に作られた小さな古い村も、その綺麗な街並みから人気が高いです。南フランスでは、その鷲の巣村がたくさん存在します。以前紹介したアントレ・ボー(Entrevaux)という村も鷲の巣村の一つです。
その鷲の巣村の中でもサン・ポール・ド・ヴァンス(Saint-Paul-de-Vence)は特に綺麗で、夏は多くの人で賑わっています。元フジテレビアナウンサーの中村江里子さんが結婚式を挙げた教会はこの村の中にあります。
こんな感じで山の上に村があります。
ここはコートダジュールの有名な観光地なので、友人や家族がフランスに来てくれたときは必ずといって良いほど、このサン・ポール・ド・ヴァンス(Saint-Paul-de-Vence)か、同じ鷲の巣村として有名なエズ(Eze)に連れて行きます。そんなわけで今までに10回くらいこの村を訪れています。
綺麗な村なので、何回来ても飽きているということは無いのですが、小さな村なのでどこに何があるか覚えてしまい、新鮮味はありません。なので、最近車を買ったにも関わらず、「よしサン・ポール・ド・ヴァンスに行こう」という発想には中々至りませんでした。
そんな中、長男がまさかの骨折。週末はいつもキックボードか自転車で公園⇒海を行くお決まりコースだったのですが、今はそれができないので、久しぶりにサン・ポール・ド・ヴァンスへいくことになりました。
子供たちにとっては「観光」ではなく「探検」
最初は「みんなで散歩できればいいかな」程度の期待しかなかったのですが、行って見ると子供達は大興奮!予想以上に喜んでくれて親としては嬉しい限り。
まず、村の中の坂道を見るなり叫びながら駆け登る・下るの繰り返し。そして石畳の段差ではジャンプして飛び降りる。さらに噴水を見れば手を入れて水遊び。こういうのが楽しいんですね、幼稚園くらいの子供は。
そして面白かったのが、狭くて日陰になっている階段を登っているとき、壁に穴を見つけて、「見て!まっくろくろすけのお家があるよ!」と絶叫。なんて可愛いんだ、わが子よ。
また、この鷲の巣村は、その美しさから多くの芸術家のモチーフになってきました。今でも村の中にはたくさんのアトリエがあって、絵画やその他芸術作品が売られています。子供達にとって、美術館は退屈なものになってしまいがちですが、この村みたいに、普通の道に並ぶアトリエはカジュアルに芸術に触れることができて、子供たちにも良い影響を与えてくれそう。
お昼は教会近くのベンチに座って、サンドイッチやレーズンパンを食べました。なるべくこういうのどかな、アウトドアな週末を過ごして、世間を賑わせているNintendo SWITCHの存在は気付かれないようにしたいものです。
まとめ
だいぶやんちゃ坊主君たちなので、観光は物足りないのかなと思ったのですが、こういった観光地が彼らにとってはアトラクション、かなり興奮して動いていくれました。特に最近、階段の上り下りができるようになった次男は村の中を歩くことをかなり楽しんでいて、帰宅後は夕食を食べながら、夕食を手に握り締めながら寝てしまいました。