今年もガレット・デ・ロワを開催しました。1月に入ってフランスのパン屋さんやパティスリーにはガレット・デ・ロワがたくさん並んでいます。我が家もその波に乗って、普段から良く行くお店や一度行って美味しかったお店でガレット・デ・ロワを買って家族で楽しみました。
フランスのおみくじ、ガレット・デ・ロワ
以前の記事でも述べましたが、ガレット・デ・ロワはその味も去ることながら、おみくじ的要素があるのでみんなから愛されています。おみくじ的要素とは、ガレット・デ・ロワの中に一つ(大きさによっては二つ)フェーブと呼ばれる小さな陶器が入っていて、ガレット・デ・ロワを切り分けたときにそのフェーブが入っていた人にはその年に幸運が訪れる、というものです。
フェーブを当てた人は、本記事の一枚目の写真のような王冠をかぶります。多くのパン屋・パティスリーでガレット・デ・ロワと王冠はセットで売っています。今年は次男がフェーブを当てました。2歳の彼は状況を理解していませんでしたが、なんとなく楽しい雰囲気を察したのか、喜んでいました(笑)。
何度も開催してもよいらしい
正式なルールは知りませんが、周りのフランス人を見ている限り、何度開催しても良いようです。会社では毎日のように開催されています(笑)。我が家もこれまでに3回開催されました。次男と違い、もうルールを理解している長男は「次こそ当てる!」と意気込んでいたので、3回目にして当てたときはかなり喜んでいました。喜びのあまり、王冠を友達に見せていたようです(笑)。
お店によってオリジナリティがある
ガレット・デ・ロワの伝統的な仕様としてはアーモンドクリームを使う(パイ生地タイプの仕様。別のブリオッシュタイプも存在、写真は下を参照)ようですが、そこはお店によるオリジナリティが発揮されるところ。我が家の一押しはニースにあるパティスリー・CANETのガレット・デ・ロワ。伝統的なアーモンドクリームの他に、ポワール(洋ナシ)やチョコチップの入ったものなどが売っていました(去年、洋ナシを食べましたが絶品でした!)。ことしはリンゴとサクランボのクリームが入ったものを買ったのですが、めちゃめちゃ美味しかったです。若干行きづらい場所ですが、是非お試しあれ。地図は以下のリンク先に記載されています。
ブリオッシュタイプのガレット・デ・ロワもあるが人気は・・・
ガレット・デ・ロワには大きく分けて2つのタイプがあって、一つはパイ生地タイプ。もう一つは上の写真にあるようなブリオッシュタイプ。ブリオッシュタイプはフルーツが上にのっています。個人的にはパイ生地タイプのほうが好きです。会社の人もいつもパイ生地タイプを買ってきます。あまりブリオッシュタイプを食べる機会はありません。。
フェーブの種類はいろいろ、コレクターも存在するらしい
ガレット・デ・ロワに入っているフェーブは様々。写真は今年我が家が食べたものに入っていたフェーブ。何か意味ありげな、渋いフェーブ(笑)。フェーブは柄も形も違って、毎回どんなのが入っているか楽しみです。フェーブ・コレクターもいるみたいですね。
まとめ
ということで、今年もガレット・デ・ロワを食べて、現在までに、無事に二人の子供が一回ずつフェーブを当てたので今年も機嫌良く過ごしてくれることでしょう。ガレット・デ・ロワは味も美味しいし、ゲーム性もあって楽しめると思うので、是非やってみてください。日本にも売っているみたいですよ。