息子(7歳)が突然紙を持ってやってきて、
「パパ、これどうやって描いたかわかる?」
と質問されました。いつも描いている絵とは違うのはわかりましたが、どうやって描いたかは想像がつかず「わからないなぁ」と答えたところ、息子が教えてくれました。それを聞いてフランスのアートの授業は相変わらず面白いなぁと思いました。
フランスのアートの授業
本ブログで何度も紹介していますが、フランスの学校のアートの授業がなかなか面白いです。最近のロックダウンの影響で、いつもは見れない学校で行う課題を見せてもらっているのですが、色々と工夫が入っていて感心してしまいます。
例えば以下の記事は有名なアーティスト(ゴッホやマティスなど)のタッチをマネして自分の作品を作る課題を紹介しています。
また、以下の記事ではセリフ無しのショートムービーを見て、一番面白かったものに投票する課題(以下の記事にあるリンク先からムービーを見ることができます)
なかなか魅力的な課題で、実際に息子もアートに興味を持っており、先日は近所のマティス美術館へ行ってきました。
今回の課題は・・・サイコロ?
そんな素敵な課題が出されていて、今回もユニークで面白かったです。以下の画像、どうやって描いたと思いますか?
正解;息子曰く、
サイコロを転がして、出た目に応じたパーツを組み合わせて描いた
だそうです。
絵の中にいくつかの曲線のパターンがあると思います。それらはサイコロの目に紐づいていて、振って出た目を絵にのせていってできた作品。なかなか面白いですね。
本人の意図とは違う絵が出来上がる、「不確実性」を利用したとでも言うのでしょうか。確かにいつも息子が描く絵とは明らかに違います。いつも描く絵はやはり似ていて、私からすると「またこの絵を描いているのか・・」と思っていました。しかし、不確実な要素を入れることでなんだかアート作品になった気がします。これ、大人がやっても面白そうですね、さらには家族みんなでやったら面白いかも。
まとめ
この絵と描き方を見て、アートに限らず、不確実性を楽しむとか、いつもと違うことをやってみることは自分に刺激を与える意味でも大切なのかなと思いました。それによって発見があって楽しめそうですもんね。
無理して難しいことを言ってみようとしましたが、やはり無理でした。写真は全然関係ない、フランスのマルシェで売っていたパプリカです。